思い出しなさい。これもまた過ぎ去ることを。
そのうちにだんだんと、あなたと気分のあいだに距離がつくられる。
あなたはもう気分と自分を同化しない。
あなたはそれを見る立会人となって、
見物人のようにただ見るだけだ。
もうそれに関わることなく、無関心になっている。
つまり、あなたがたのまわりにいる人はすべて鏡だ。
反射し反映しているということだ。
それは彼ら自身の反応であって、
何ひとつあなたに関して語っているのではない。
どうして彼らに語れよう?
あなた自身、自分のことなど何ひとつ知らないのに、
どうして彼らにわかるというのだね? 不可能だ!
彼ら自身だって、自分のことがわからないのに
どうしてあなたのことがわかろうか?
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